
THE DEMONSTRATIOiN OF CHANGING LOCATION
FROM ONE PLACE TO ANOTHER
Workshop
DEMO.lab WORKSHOP 映像による都市・建築の表現
「まちを歩いて映像を作ろう」
どんなことをするの?
まちを歩いて自分の思うところにしたがって*写真や動画を撮影し、そこに見えるものについてディスカッションすることによってまちの空間について考察していきます。ひとりぼっちの漂流とみんなとの集合を繰り返しながら、写真や動画の断片を組み合わせて映像を作ります。
※「自分の思うところにしたがって」とは自律という言葉に置き換えることができます。自律とは他からの支配・制約など受けずに、自分自身で立てた規範にしたがって行動することです。
登場人物

メンバー
レクチャーやディスカッションで話されたことを念頭におきながら、自分の思うところにしたがって、まちを歩いて写真や動画を撮影し、その断片を切ったり貼ったりつなげたりしながら映像を作ります。

チューター
ガイダンスでは講師としてレクチャーを行い、一連のディスカッション(集合)とレヴュー(講評会)では進行役(ファシリテーター)を務めます。

ゲスト
レヴュー(講評会)で、メンバーの映像のできあがりについてその理由などを明らかにしながら批評を加えます。
ワークショップの流れ
1
ガイダンス
1)レクチャー1部:講師(チューター)がまちと付き合っていく上で必要な自分なりのルールの作り方について話します。
2)レクチャー2部:スマホ*による撮影のポイントと編集方法を紹介します。
* 撮影は、スマホやタブレットなど手近で扱いやすい道具を使います。

フィールドワーク(漂流)
2
自分の思うところにしたがってまちを写真や動画で切り取っていきます。この時、まるで自分の知らないまちにおいてきぼりにされたようなひとりぼっちの孤独を味あうことで、感性が研ぎ澄まされて普段では気づかないようなものが見えるようになってきます。

3
ディスカッション(集合)
撮影してきた写真や動画をみんなに見てもらい、自分が何を見てきたのかを話します。そのあとで他のメンバーにコメントしてもらいます。

4
レヴュー(中間講評会)
これまで撮りためた写真や動画を並べて上映し、自分が思うところはなんなのか、自分は何を見てきたのかをみんなの前で話します。そのあとでゲストや他のメンバーにコメントをしてもらいます。

5
エディティング(編集)とディスカッション(集合)
エディティングした映像をみんなに見てもらい、ディスカッションをしていきます。これまでに撮影した写真や動画を並べ替えたり、長さを変えたりするだけでも映像はかわってきます。この段階でも写真や動画を新たに撮影してもかまいません。

6
ファイナルレヴュー(最終講評会)
メンバーは映像の上映前か後に、自分の思うところがどのように展開し映像に反映していったかを説明します。チューターは上映後に、そのメンバーの映像がどのような道のりを経て出来上りまで辿り着いたかを報告します。上映後にゲストや他のメンバーにコメントをしてもらいます。
自分の映像を作るときに編集したように、今度は最終講評会で発表されたひとつひとつの映像をつなぎ合わせて、頭の中でひとまとまりの映像を作ります。この大きな映像には、自分たちで作りだしたまちが映しだされていきます。
